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高身長は野球に有利 身長180cmを目指すための軌跡

競技の種類にもよりますが、身長が高い方が有利に働くスポーツは多くあります。

バレーボールやバスケットボールは身長の高さが大きくプレーに影響し、高い方が有利に働くスポーツです。

では、野球はどうなのでしょうか?

2021年のNPB所属のプロ野球選手の平均身長180.7 cmで、25-29歳の一般男性の平均身長は171.8 cm

なんと、プロ野球選手の方が8.9 cm高い傾向にあります。

2020年のMLB所属のメジャーリーガーの平均身長187.8cmで、日本のプロ野球選手よりもさらに7.1cmも高いのです。

身長が高いから上手いとは言えませんが、基本的な傾向としては身長が高い方が、投球の角度、スピード、パワーにおいて有利に働く方が多いと思われます。

そう考えると、野球をやる限り、プロ野球選手の平均である180.7cmに近い180cmを一つの基準と考えると良いかもしれません。 元シアトル・マリナーズのイチロー選手も小さく見えますが、180cmあるのです。

それでは、18歳の時に180cmに到達する人は、どのようなペースで伸びていくのでしょうか。

180cmへの軌跡

誕生日で異なりますので、あくまでも目安ですが、小学1年生から高校3年生までの年齢は以下になります。

小学校 1年生  満7歳      6 – 7
小学校 2年生  満8歳      7 – 8
小学校 3年生  満9歳      8 – 9
小学校 4年生  満10      9 – 10
小学校 5年生  満11      10 – 11
小学校 6年生  満12      11 – 12
中学校 1年生  満13      12 – 13
中学校 2年生  満14      13 – 14
中学校 3年生  満15      14 – 15
高等学校 1年生  満16   15 – 16
高等学校 2年生  満17   16 – 17
高等学校 3年生  満18   17 – 18

では、これから18歳(高校3年生)の時に180cmに到達するまでの平均的な身長の軌跡をご覧ください。

以下の数字は、日本成長学会に所属され、医師、医学博士として、膝の再生医療や小児体質性低身長治療を専門とする田邊雄先生、身長先生が発表している統計です。

180cmに至るまでの平均的な身長の軌跡

7歳から8歳までは6.2cm8歳から9歳までは5.8cmの伸び。

9歳から10歳までは6.2cm10歳から11歳までは7.5cmとさらに加速して伸びています。

11歳から12歳までは7.5cm12歳から13歳までは7.5cmと継続して最高値の伸びを記録しています。 つまり、小学生の卒業時くらいまでにかなり伸びる傾向があり、その平均は165.3cmです。

13歳から14歳までは5.5cm14歳から15歳までは3cmと伸びが鈍化しています。

15歳から16歳までは1.5cm16歳から17歳までは1.0cmの伸びとなっています。

156か月を中学卒業時の平均とすると、既に178.3cmもあるのです。

17歳から18歳までは1.0cmの伸びしかありませんが、高校2年生から卒業時までに180cmには届いています。

180cm到達可能な判定は?

身長が193cmある大谷翔平選手は、小学校卒業の時は167cmでした。

小学校卒業時は12歳~13歳なので、真ん中を126か月としますと、大谷選手はA判定~B判定の間になります。

S判定だと18歳の時点で190m近くになる可能性が非常に高いようですね。

両親の身長から計算される遺伝身長は?

大谷翔平選手の父親は182cmで、母親は170cmです。

ご両親の身長から上記の式で遺伝身長を計算すると以下のようになります。

( 182 + 170 +13 ) / 2 ± 9 = 182.5 ± 9 = 173.5 ~ 191.5

大谷翔平選手は次男で193cm。 

長男187cmで、長女168cmのようです。

こう見ると、長男の方だけがこの範囲に当てはまっていて、大谷翔平選手と長女の方は上下に若干、範囲からはみ出ています。

180cmに到達するために心がけるべきことは?

身長先生が言うには、身長を伸ばすためには、小さい時から栄養バランスが取れた食事を心がけることが非常に重要なようです。

その中でも亜鉛とタンパク質をしっかりとることが重要なようですね。

また、適切な睡眠時間を確保することも重要なようです。

特に小学生の911時間の確保は、意外にできていない家庭も多いでしょう。

7時に起きるのであれば夜は遅くても10時には寝るべきですし、小学生の低学年は8時には寝ることを心がけると良いでしょう。

ちなみに、大谷翔平選手が睡眠について語っています。

小学生のころは9時には寝ていて朝7時起きだったようですね。

しかも学校から帰って昼寝もしていたようなので12時間くらい寝ていたのかもしれません。

そのくらい、睡眠は身長を伸ばすのに必要な要素なのです。

寝る子は育つ。

180cmを目指し、栄養バランスの良い食事をして、良く動き、良く寝ましょう!

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